「年功序列に戻りたい若手」の時代に──努力を正しく評価する組織設計

先日、日経新聞を見てたら、

ちょっと驚くようなデータが出ていた。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC135UD0T10C25A8000000/

新入社員の**半分以上が「年功序列を望む」**らしい。

……マジかよって思わず声に出してしまった。

いや、別にいいんだ。本人がそれで幸せなら。

でもさ、これって裏を返すと

「自分は頑張りたくありません」

って言ってるのとほぼ同義じゃないか?

実際、現場で若手を見てる人がよく愚痴っているところによると、

・ミスしても謝らない

・お前のせいでこっちの仕事が増えてるのに、さっさと帰る

・「マニュアルがない」とか言って思考停止(ないのが悪いと他責)

・指摘したらスタンプだけ返してくる

とか、まぁカオスだって話で。

もちろん、ぼくも昔は色々やらかしたクチだから、

(皆様、その節は大変お世話になりましたm(_ _)m)

あんまり偉そうなことは言えない。

でも、今のこの状況って、ちょっと違う気がするんだよね。

で、ふと思い出したのが「ホワイトカラーもどき」って言葉。

Fラン大を出て、スキルなし、やる気なし、

だけど「事務職がいいです」って。

(以下引用)

https://president.jp/articles/-/92180

—-

「ホワイトカラーもどき」の末路

冒頭にあげた「ホワイトカラーもどき」であるが、

この層が近年激増しており、その結果、

地方のエッセンシャルワーカーの働き手がいなくなってきているというのは

序盤にデータで示した通りだ。

事務職大余り時代のいまでさえ、

Fランク大学卒業者が職にありつくのは難しいことではない。

ただ、早期から専門領域を絞り、

工業高校や専門学校へ進学した人と比較すると、

その後の人生は芳しくないように見受けられる。

私の出身である愛知県豊田市では、

公立の小中でそれなりの成績をとっていた人でも、

積極的に豊田高専やトヨタ工業学園に進学していた。

彼らは大学卒ではないが10代のうちから実践的な技能を身につけ、

トヨタ自動車やデンソーといった一流企業に就職する人も少なくない。

県内の私大文系に進学した他の同級生たちと比較しても、

確実にいい暮らしをしている。

反対に、Fラン大卒「ホワイトカラーもどき」組の“予後”は厳しい。

中学時代に後の専門職組と同程度の成績をとっていた人の中にも、

Fラン大への進学者は少なくない。

彼ら(特に文系)は4年間のモラトリアム期間を謳歌し、

何のスキルも持たないまま地元の中小企業の営業職(ウォーターサーバー、不動産が多い。いずれも過酷なノルマを課される)に就くことになる。

いわゆる「ノースキル文系」である彼らの中には、

パワハラやセクハラが横行する労働環境に晒され、

数年単位での転職を繰り返す者も少なくない。

こうした「ソルジャー営業」が肌に合っている人であればいいのだが、

多くの場合は経済的にも技術職組に劣後している。

やはり早期から専門性を身につける方向に舵を切った人のほうが、

その後の人生は安定し充実している印象だ。

愛知が誇る「トヨタ経済圏」という特殊な産業構造があるが故に

それが成立しているのは理解しているが、首都圏や関西圏においても、

「なんとなく」誰でも入れる大学を志向することのリスクは

十分理解する必要があるのではないか。

—-

もちろん全員じゃないけど、

そんな人が増えれば、企業も社会も破綻するって話。

逆に、早くから技能を身につけた人たちは、

トヨタやデンソーといった一流企業に入って、

安定した生活を送ってる。これは愛知だけの話じゃない。

—-

本当に「なんとなく大学」って、リスクが高い時代になってると思う。

ドイツでは10歳で大学コースか職人コースか決まるらしいけど、

https://president.jp/articles/-/72919

階層の固定化の可能性もあるけど、

どっちが良いとかの話じゃない。

問題は「自分の道を考えて決めてるか?」ってこと。

それなのに今の日本では、

スキルも志もないまま、

なんとなく“ホワイトカラー希望”。

そして、しんどいことはしたくないから

「年功序列でお願いします」って…

その先に待ってるのは、

楽な事務職ではなく、

「何もできないのに詰む」という未来だ。

でも、そんな中でも、

努力してる人、挑戦してる人との差は、どんどん開く。

スキルがある人は、AIにだって仕事を奪われない。

でも、処理能力もコミュ力も低いまま「安定したい」と言っても、

残念ながらそれは幻想だ。

だから、もしあなたが経営者やマネージャーなら――

これからの時代は、

「努力する人」を徹底的に評価する仕組みにしないとダメだ。

平等じゃない、でもそれが“公平”。

さて、あなたは“どっち側”に未来を託してる?

PS:

最近、温泉街とかディズニーランドとか行くと、

男5人グループで来てるのをよく見る。

あれってなんでなんだろう?

リスク回避?失敗したくない?

恋愛もそうだけど、

挑戦しなきゃ得られないことってたくさんあるよね。

昭和世代の残党としては、

最後にもう一つ言わせてほしい。

「時代遅れ」と言われてもいい。

努力してるやつが報われる社会の方が、

絶対に面白いって思うんだよね。

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