「やってみるのも悪くない」くらいの、トライアスロン完走記

第三部・ラン編

いよいよ最後、第三部です。

「走る」と言うと聞こえはいいのですが、正直に申し上げると、これも消化試合のようなものでした。

コースは、片道2.5kmを往復して、それを4回繰り返すだけ。合計10kmです。

またしても、携帯もイヤホンもなし

そして、これまた携帯もイヤホンも持っていません。つまり——もう、お察しのとおりです。本当に、ただひたすら、退屈でした。

10kmを、約1時間かけて走りました。とにかく、飽きるのです。同じ2.5kmを、行って、戻って、また行って。景色は、もう覚えてしまうほど見ました。

走るときは、やっぱりイヤホンが欲しい。これは毎回、走るたびに思うことです。

620人中、590位

気になる最終順位ですが、620人中、590位くらいでした。

……もう、下から数えたほうが早いですね。

胸を張れる結果では、まったくありません。

ただ、一つだけ意外だったこと

それでも、一つだけ、意外なことがありました。

みんながみんな、完走するわけではない、ということです。

水泳の時点でリタイアしてしまう方も、思いのほか多くいました。これには、正直、驚きました。順位こそ最下位に近いものの、とにかく最後まで、泳いで、漕いで、走りきった。その一点だけは、密かに誇ってもいいのかもしれません。

大きな学びは、特にありません

さて、ここまで三部にわたってお付き合いいただきましたが——正直に言えば、特に大きな学びがあったわけではありません。

強いて言うなら、「人生経験として、トライアスロンを完走できたこと自体は、良かった」。そのくらいです。

おまけ:今も、泳いでいます

最後に、一つだけ。

実は私、今でも泳いでいます。

とはいえ、「泳ぎたい」わけではありません。むしろ、やるのは本当に面倒くさい。ただ、体型維持のためと、AIに「体を鍛えるなら何をすればいいですか」と相談したところ、「泳いだほうがいい」と言われたので、素直に従っている——それだけの話です。

そんなわけで、これといったオチもない、ささやかなトライアスロン体験談でした。

もしご興味があれば、皆さんも一度、挑戦してみてもいいかもしれません。積極的におすすめするほどではありませんが、「やってみるのも、悪くないですよ」くらいの、ゆるい温度感で。


全三部、お付き合いいただき、ありがとうございました。【完】

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